大人のためのアニメ：２０１６年（第１四半期）ベスト４
２０１６年１～３月期（第１四半期）のアニメがいずれも完結しました。
大人が見ても楽しめる、アニメのベスト４（２０１６年１～３月期）を紹介しますね。
もちろん、どのアニメが面白いかは、ひとそれぞれですから、私の主観で順位付けしてお薦めする、ベスト４（第１～第４位）です。
他にもよい作品があるのですが、惜しい作品を残しつつ、選んで示すのがベスト選というものです。
第４位 ： 「ルパン三世」
あのルパン三世の新作が見られるなんて！
半端な新作だったらがっかりするところですが、このルパン三世は、見れば見るほどにルパン三世そのものです（ああ、これでは何を言っているか、わかりませんよね・・）。
ルパン三世だったら、何が起きるか、ルパン三世だったら、どう行動するか、ルパン三世だったら、どういう人物が出てきて、ルパン三世だったら、どういう結末になるか、なんてことが、期待を裏切らずに、描かれてゆきます。
ルパン三世にまた会えますよ！
エンディングの歌も昭和らしくて素敵です。
第３位 ： 「無彩限のファントム・ワールド」
精緻な設定が進んだ現代ＳＦでは、お化け、なんてものはでてきません。ファントム、です。どことなく懐かしい付喪神（つくもがみ）のようなファントムたちを、退治し、あるいは共存するファンタジー的世界が、テンポのよいストーリーと演出、丁寧な映像で描かれてゆきます。
毎話安心して時間いっぱい楽しめるつくりはさすがは京都アニメーション！
第２位 ： 「僕だけがいない街」
もし、今、小学生の頃に戻ったら、何がしたいでしょう。何ができるでしょう。あの頃の自分は、何を考えて、何を見ていたでしょうか。あの頃の風景をふっと思い出す、そんなきっかけを与えてくれる作品です。
ストーリーとか、設定とか、伏線の回収だとか、そんなことを追うのではなくて、この作品が思い出させてくれる風景に、価値があるように思います。これもまたアニメの楽しみです。
第１位 ： 「昭和元禄落語心中」
落語にかける昭和の青春物語。落語の語りのシーンがたびたびでてきて、これを声で演じようというのだから、声優さんにとってはとてつもない難題ですが、物語への違和感を全く生じさせることなく、声優さんは落語中の人物を演じている落語家を演じきっています。主人公を演じる石田彰さんは、エキセントリックな謎の青年といった役柄が多いことから、なんとなくそんなイメージを持っていましたが、老齢の落語家を演じても、これほど聞かせるとは、ベテラン声優としての力量を見損なっておりました。
ベテラン声優の力量、味わってみてください。
