サムシンググッド庵

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舛添知事は叩かれすぎ? 

なんだか、舛添知事が叩かれすぎのような気がします。もちろん、傲岸不遜なイメージもありますが、公用車使用の話題などは、都内を頻繁に留守にすることには問題を感じるのですが、公用車・動く知事室を使って、できるだけ業務ができるようにし、できるだけ不慮の事態に備えて連絡が取れるようにする、というのは、それほど問題だとも思わないのです。

ただ、都民が頼んでもいないのに、都市外交といったものに都民の税金を投入することは、どうも納得がゆきません。もちろん、舛添知事は、「国際政治学者」の経歴のかたですから、国際的な活躍に興味をお持ちなのだと思うのですが、そこをぐっとこらえて、都の役人の働きを、見張って欲しいのです。

率直なところ、舛添知事のような有能な人に見張られていては、都の役人も気ままにやりがたいでしょう。ひょっとしたら、都市外交へと持ち上げて、都内の仕事への関心を薄めることを、都の役人は考えたりするような気がします。舛添知事は、傲岸不遜な印象もありますけれど、それほど「格式」にこだわるような印象はありませんでした。都知事の格式が、ファーストクラスや高級ホテルのスウィートルームにふさわしい、という趣旨の説明は、なんだか舛添知事らしくないような気がします。

年功序列を根拠にポストを求めて、ポストの「格式」を根拠に厚遇を要求するのは、役人の感覚と論理です。民間であれば「格式」ではなく業務内容と実績によって待遇を決めないと、いずれ収支があわなくなるのですが、原資が税金なら、そんな心配をしなくても大丈夫ですからね。

舛添知事、都の役人にうまくのせられてはいませんか?