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大学通信教育について

大学通信教育(通信制大学)を見直そう、という見解があります:

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大学通信教育はとても素晴らしいものだと思いますし、この「通信制大学の価値はもっと見直されてしかるべき」という考えには、全く異論はないのですが、見直そうとする中身は、いったいどんなものであるのでしょう。

従来からの大学通信教育については次のようなイメージがありそうです:
・あまり知らないし、あまりイメージはない
・誰でも簡単に入学できるらしい
・学費が安くすむらしい
・仕事をしながら卒業するのはとても大変そう。

そして、大学通信教育の評価もこれに応じたものになっていそうです。就職などで履歴書を見た場合の採用側の評価としても、たぶん同様でしょう。つまり、大変な苦労をして仕事と学業を両立してやり遂げたことは素晴らしい、と思われると同時に、どの程度に優秀であるか、どの程度の専門性を獲得したかについては未知数である、という評価になりそうです。

このような評価の元となる考え方は通学制の大学教育であっても同様と思われ、つまり大学に対する次のようなイメージを反映しているのでしょう:
・大学入試の難易度が高いほど学生の潜在力が優れている(一般入試ではない学生はこの観点の潜在力の保証がない)
・大学内の教育によって獲得した専門性についてはあまり期待していない(大学による単位の取得や卒業という保証は教育の達成度の目安としてあまり信頼できない)。

大学通信教育(通信制大学)を見直そう、と考えた場合に、それが世の中からの評価を高めよう、という観点を含むのであれば、大学の品質保証で信頼できるのは一般入試の難易度だけ、というイメージを変えられるような、大学教育のありかたの変革が必要そうです。