サムシンググッド庵

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おときた議員にがっかり:都職員の対応について:おときた議員のブログから

舛添知事の公用車の使用について、議論が広がっているようです:
www.jarna.jp

これに関連して、おときた議員が東京都の秘書課の主事の女性職員の対応に怒りを見せていたことは先日のブログでご紹介したとおりです:

hitokotoan.hatenablog.jp

ところが、おときた議員は都の女性職員の対応については、「昨日の職員の対応につきましては政策企画局の総務課長から今朝方、釈明(言い訳?)の説明がありましたけども、職員を攻撃することが目的ではないので、そちらの件はとりあえずもういいです。」とブログで述べて、不問にしてしまったようです:

otokitashun.com

これで収まってしまうのでは、まるで、おときた議員のブログや主張が、舛添知事を攻撃して炎上させるためだけが目的の、薄っぺらな口撃であったように思えてしまいます。

この政策企画局の総務課長は、有給休暇をとって、おときた議員に説明にきたのでしょうか。いえ、たぶん、違うでしょう。説明もその準備も、勤務時間を使って行っていると思われます。

この総務課長は、独断で突然に説明を思い立ってやってきたのでしょうか。いえ、たぶん、違うでしょう。先の秘書課の主事の女性職員を含めて、何人かと打ち合わせて準備したうえで、やってきたのでしょう。

その複数の都職員のうちあわせは、自分たちの有給休暇をとって、喫茶店などで行われたのでしょうか。いえ、たぶん、違うでしょう。その打ち合わせは、勤務時間を使って、職場内の設備を使って、行われたことでしょう。

勤務時間と職場の設備を使って行われたこれらの「業務」は、都民が付託した業務とは到底言えません。勤務時間内に業務を放棄して、保身と組織防衛を行って、いわば公金で維持された勤務時間を組織的に盗んでいるのです。

このような行為はいたるところであらゆる場合に行われていて、彼ら自身もそれを「不正」ではなくて「業務」と誤解しているのかも知れません。このような行為こそが、一見したところ「不正」には見えない不正であって、シロアリと呼ばれるゆえんです。

舛添知事は、都民が選挙で選ぶことができますから、公用車の話題も情報開示されればそれでよいのですが、都職員は都民が選ぶことができません。都職員こそ、選挙で選ばれた都民の代表が監視して欲しい相手なのです。

総務課長が説明に来たら、そのことをむしろ怒るべき構造が、本来はそこにあるのです。「もういいです」と終わってしまうのだとしたら、舛添知事をやり玉にあげた炎上ブログを狙っていただけのように見えてしまいます。おときた議員には期待しているのですが・・。